自由連想法と夢分析

2017年7月29日

フロイトの基本的なことについてはフロイトの心理学で書いていますので、良ければ先にこちらを読んでください。

今回はこのフロイトの行っていた「自由連想法」と「夢分析」について書いていきます。

自由連想法とはなにか?

催眠術、または催眠療法。
これは誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
催眠療法についてはこちらのコンプレックスの種類を知り、催眠療法で克服を目指す。の記事を読んでいただくとして。
催眠術は簡単に言えば、「考える力を弱めるまたは無くす状態に相手を持っていく術」とでも言っておきましょう。

フロイトが精神病患者の治療にあたっていた際、はじめの頃は自然科学に基づいたこの催眠術が全盛だったとされています。
当初はフロイト自身もこの催眠術を用いて治療にあたっていたようですが、なかなか催眠術に掛かってくれない人も少なからず居たようで、成果それほど上がってはいなかったようです。

そこで彼はこの催眠術、催眠療法をもとに「お話療法」と「前額法」を組み合わせて自由連想法という手法を生み出しました。

お話療法とは、読んで字のごとく患者に思いのままに、自由に話をしてもらうものです。
元々はヒステリー患者の女性、アンナに催眠療法を試みた際に生まれた考え方、手法とされています。
当初はフロイトも催眠による暗示を利用していたようですが、後にこれから離れていきます。

自由連想法とは、端的に言ってしまえば「心の奥の無意識の顕在化」を目指し、それを手がかりに治療を行っていくというものです。

人は嫌なことや無意識下で感じるストレスを、知らず知らずの内に抑圧して無意識の中に溜め込んでしまいます。
その無意識の中にある出来事や心理的な葛藤が、自分の気づかないところで、それこそ無意識に自分の心を蝕んでしまう。

心の病とはこれが顕在化したもの。

自由連想法においては、患者が自分の意志で自由に話す事が一番重要であるとされていますが、いざ実際に「自由に話して」と言われてもなかなか難しいもので、どうしたって話したくない、無意識的に話すことを拒否していることがあるものです。

フロイトはそれこそが、心が無意識に抑圧していること。
つまりは病の原因であると考えました。

このような考え方をもとにして、精神分析学が誕生しました。

夢分析とは

フロイトの夢分析は、
夢は無意識からのメッセージであり、心の奥深くに横たわる願望が象徴的に現れているもの
という風にとらえていたようです。

一方、ユングは分析心理学を発展させ、夢は意識と無意識が融合した世界であり、夢の中では意識が弱まり無意識が強くなると考えたようです。
後にユング派のアーノルド・ミンデルはユングの夢の概念を身体に発展させた心理療法であるプロセスワークを体系づけています。

まとめ

自由連想法にしても夢分析にしても、無意識に重きをおいていたフロイトならではの発想、考え方と思えます。
話したくないこと、言いにくいことは誰でも持っているものです。しかし、それを溜め込み続けては、いつか無意識から溢れ出し顕在化することで日常生活にさへ多大な影響を及ぼしてしまうことにもなりかねません。

そうならないためにも、気兼ねなく多くの事を話せる人を1~2人作れれば良いですね

スポンサーリンク