コンプレックスの種類を知り、催眠療法で克服を目指す

2017年7月29日

人は誰しもコンプレックスを持っているものです。
時には「そんなもんないです」って言う人もいるかもですが、それ程多くはないでしょう。
今回はこの多くの人が抱えるコンプレックスと催眠療法について書いていきます。

コンプレックスとはなにか

まぁ、最近はこの言葉の意味を知っている人も多くいるとは思いますが、念の為におさらいから始めましょうか。

コンプレックスは日本語で「劣等感」と言います。
どんなに気にしないように心がけていても、やはり人は他人と自分を事あるごとに比較してしまうものです。
容姿、お金(経済力)、恋人(有無や相手の美醜など)、家庭環境、能力などなど。
本当に様々なことが挙げられます。

この使われ方が日本においては一般的かと思います。

ただ、元を正せばこれは厳密には少し違います。
心理学においては、強いこだわりなどが無意識の中に押し込められて固まり、それが現実の意識に影響を与えるという概念。

とでも言いましょうか。
ただ、これに関しては流派や考え方によって様々な見解があるため、これが絶対の正解であるとはなかなか言いづらいのが実情のようです。

心理学におけるコンプレックスの種類

他にも色々ありますが、ここでは代表的なものをいくつか紹介したいと思います。

マザーコンプレックス

日本では略語、「マザコン」をよく聞くと思います。
成人した男性がいつまでも母親から独立することができず、依存することを言います。

ロリータコンプレックス

これも略語で「ロリコン」を聞くのではないでしょうか。
成人男性が少女に対して性的な愛情を持つことを言います。

この2つに関しては派生して「ファザコン」や「ショタコン」などもありますね。

シンデレラコンプレックス

女性が男性に対して高い理想を求め続ける依存願望の一種です。
シンデレラが外から来る何かが人生を変えてくれることを待ち続けていたことが語源となっています。
白馬の王子様なんて待っていても死ぬまで現れないんですがね。

白雪姫コンプレックス

親から虐待を受けて育ったために、自身も自分の子供に対して虐待をしてしまうことです。
虐待の連鎖を生んでしまう事もあるコンプレックスです。

カインコンプレックス

親の愛情を独占したいという願望から、他の兄弟と対立するコンプレックスです。
これは旧約聖書、創世記第4章に登場する兄弟、カインとアベルの話が語源になっているようです。

メサイア(メシア)コンプレックス

メシアとは救世主のことです。
自分で自分を愛することが上手くできず、自分の存在価値を他者に感謝されることで認識しようとする考えです。

自分が世界の救世主であり、世界平和や人類愛の体現など、過剰な理想主義を掲げます。
・・・中二病みたいなものをずっと続けている状態と言えるかもしれません。

さて、いくつか例を挙げてみましたがいかがでしょうか?
どれも誰しもが少しは心の中に持っている概念だと思います。
それが行き過ぎることで意識、実生活に悪影響を及ぼすまでになってしまうことが、心理学的なコンプレックスです。

劣等感という意味でも、心理学的な意味でもコンプレックスは絶対の悪者というわけではありません。
それをバネにして成長することもできます。
ただやはり過度のものはどちらの意味においても実害が生じてしまいます。

それを克服するための一助としての手段として、催眠療法が用いられることもあります。

催眠療法とはなにか

催眠療法とは心理療法の1種で、コンプレックスを克服するための手段として有効なものの1つとされています。
自己催眠と他者催眠があります。

自己催眠は読んで字のごとく、自分自身で催眠を掛けることです。
リラックスできる状況で、自身のコンプレックスなどを見つめ直し、それに対してポジティブなイメージを強く思い浮かべ、時には言葉に出してみても良いでしょう。

少し乱暴な言い方をしてしまえば、「強い思い込み」と言い換えても良いかもしれません。
効果のある手法とされていますが、やはりなかなか一人で行うのは難しく、極度なコンプレックスや悩みに対しては自己催眠で改善することは困難とも思います。
そんなに簡単に改善できるならば、そもそも重症化しないとも言えます。

これに対して他者催眠は専門機関、専門士のもとで行われるものです。
心の奥底に押し込めて蓋をしてしまっているものを、患者を半覚醒状態にすることで引き出し、心を蝕んでいる原因を探り出すことで対策を考えるというものです。

深層心理に埋もれているものを引っ張り上げる、言わば心のサルベージとも言える手法です。

自己催眠にしろ他者催眠にしろ、まず大事なのはしっかりとリラックスすることです。
個人で心を病んでいる時に、このしっかりとしたリラックス状態を作り出すことは、かなり難しいことですから、やはり最初は専門機関で診察、診療を受けて、一定水準以上まで戻ってきたら、自己催眠も試してみるぐらいがベストだと個人的には思います。

まとめ

催眠というとどこかインチキ臭く、眉唾な感じを受けてしまう人も少なくないと思います。
しかし、人間は意識よりも無意識の方が遥かに強い力を持っていると言われています。
その強い力を持つ無意識に対してアプローチをすることで、そこを改善し意識も改革していくというのは理にかなっています。

インチキ催眠術師などに注意は必要ですが、催眠術や催眠療法は悪いものではありません。
きちんとした医療機関で行ってもらえば、あなたが知らなかったあなたの心の闇を突き止め、改善できるかもしれませんよ。

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