ぺーシングで人の心をグッと掴む

2018年2月19日

あらゆる場面で、私たちは他の誰かと関わって生きている場合がほとんどです。
他人と付き合う、良好とまでは言わなくとも円滑な関係を築いて、より生きやすい自分の生活環境をつくりたいものです。
今回はその一助となる心理学の1つである、ぺーシングと呼ばれるものについてです。

自分は大丈夫と思っていても、この考え方が頭にないと、独りよがりの嫌な奴と思われる可能性も高いですから、しっかりと読んでおきましょう。

ぺーシングとはなにか

ぺーシングとは、単純に「相手のペースに合わせる」ということです。
ここで言うペースは主に「相手の雰囲気」のこと。

以前、TV番組でみたのですが、ナイナイの岡村さんが長期休暇を取られた時、明石家さんまさんが出演している番組を見るのが辛かった。

と言う話がありました。
岡村さんの病気に関しては詳しくは公表されていないようですが、恐らくはうつ病でしょう。
躁鬱であれば別ですが、基本的にはうつ病は気持ちが落ち込みます。
うつ病未発病の人が通常感じる落ち込みのそれとは、また違うレベルのものです。
そんな落ち込んでいる時に、あんなに元気で明るいさんまさんをテレビで見てしまえば、多大なストレスとなります。
ましてや、その人と関わりがあったり同じ職種の仕事をしていれば尚更です。

「なんであの人はあんなに元気なのに自分は・・・」

という様な気持ち、思考に苛まれてしまいます。

この様に「相手の状態に合ってない雰囲気で相手に接する」という行為は、ぺーシングが下手くそということになります。
まぁ、この場合はさんまさんは自身の仕事をされているだけなので、ぺーシングの上手下手という話でもないですが。

落ち込んでいる人を見ると、明るく励ましたくなるものです。
明るく元気な、いわゆる「良い人」と言われる人ほど、この傾向は強いかもしれません。
これはその人の善意からくる行動ですから、一切悪くはありません。
その人が明るく話しかけたことで、落ち込んでいた人が救われることだって当然あります。

しかし、常にそうとは限らないということです。
先に書いたように、より一層落ち込んでいる人を追い詰める可能性もあるということ。
それも無意識に自分は良かれと思ってやった事にも関わらず。

こうなってしまうと、磁石の同極のように反発すらしてしまいます。

誰も悪気がないのに、声を掛けられた方は「あいつは空気が読めないやつ」、声を掛けた方は「あいつは人の善意が分からないやつ」のような感情のすれ違いを招いてしまい、知らず知らずの内にギスギスした関係になってしまうこともあります。

まとめ

ぺーシングは「相手に合わせる」ということです。
落ち込んでいる人には、自分も同じぐらいのテンションから入り、話を聞く中で徐々に明るく振舞うなどの工夫が必要です。

常に明るく、年がら年中元気ってのは悪くないですが、それが知らず知らず「元気の押し売り」になっていませんか?

泣いてる人がいれば、隣で一緒に泣いてやる。
笑ってる人がいれば、隣で一緒に笑ってやる。

ぺーシングが絶対ではありません。
しかし、これを知っておけば少なくとも「空気の読めないやつ」や「自分のスタンスを押し付けてくる嫌なやつ」といったレッテルを貼られることは格段に少なくなります。

ぺーシングの考え方を上手に使い、円滑な人間関係の構築を目指しましょう。

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