青い鳥症候群とは?それはあなたを永遠に幸せにしない

2018年2月21日


幸せになりたいと思い、幸せを探すということは誰でも考えることです。
そりゃ、不幸よりは幸福の方が良いに決まっています。

しかし、ここで1度考えてみて欲しいことがあります。
それは「幸せの定義」です。
あなたにとっての幸せと、他の人が思う幸せは必ずしも一致するとは限りません。
むしろ十人十色では?

そんな決まった形のない幸せを、いつまでも追い続けると幸せにはなれませんよ。

青い鳥症候群はなぜ起こるのか?

青い鳥症候群という名称は日本の精神科医である清水将之氏によって提唱された言葉で、その由来はメーテルリンクの童話からきています。

ざっくりとこの童話の説明をすると、2人の子供が幸福の象徴とされる青い鳥を探し求めて旅をするという話です。
日本のことわざで言えば「隣の芝生は青く見える」とかですかね。

日本独自の現象とも言われているこの青い鳥症候群ですが、これを引き起こす原因として考えられるのは次のような感情だと考えられます。

自分のことを過大評価している

自分のことを過大評価していると、今の段階・能力では到底実現不可能な理想ばかりを追い求めてしまうことがあります。
実力が伴っていないのに、そのことは棚上げして「自分がこんな扱いを受けるのはオカシイ」「自分ではなく環境が悪いんだ」とズレた考えのもとに、転職を繰り返したりします。

自分に自信がない

自分に自信がないと、自分の選択にも自信が持てずに常に「大丈夫かな」「これで正しかったのかな」と不安に襲われることになります。
そうなると「やっぱり別の方が良かったのでは?」という気持ちが抑えられずに、可能なことであれば何度も同じ問題を繰り返すことになります。
繰り返すことが不可能なことの場合は、強い後悔として心に残り、それがまた自信を失うことに拍車を掛けてしまい、堂々巡りが始まります。

嫉妬の感情が強い

これが一番単純です。
自分と他人を比較して、「あの人の方が自分より幸せなのはオカシイ」と感じることで、「自分はあの人よりも幸せになるはずだ」という思いが生まれてしまい、いつまで経っても幸せを感じることができなくなります。

もし、最初に嫉妬の対象とした人よりも幸せと感じることができても、また新たに次のターゲットを勝手に決めて、その人と自分の幸せ具合を比較します。
嫉妬心が強い人は、このサイクルが延々と続くことになります。

青い鳥症候群はあらゆる場面で顔を出す

これらの感情を原因として起こった青い鳥症候群は、実際の生活の中のどのような場面で顔を出しやすいのでしょうか?
ここからは、青い鳥症候群がよく見られる場面を具体的に考えてみましょう。

進学の時に顔を出す場合

小学校から中学校に進学する時はそうでもないでしょう。
まだ、この頃は自分の意思というよりは、親や周囲の意思である部分の方が多いでしょうから。

中学から高校への進学で、青い鳥症候群が顔を出す可能性は高くなります。

最も多いのは高校からの進学です。
自分の意思がありながら、周りとの兼ね合いも考える必要があるため、後悔の念を抱きやすく、顔を出す可能性が非常に高いです。

仕事の時に顔を出す場合

今の会社じゃなければ、もっと評価されていたのでは。
この上司じゃなければ、もっと楽しいはずなのに。

などなど、仕事の時に顔を出す場合は、「たら・れば」が多くなる傾向があります。
理想はあるのに、それに向けて動くこともなく、グダグダする場合が多いです。

恋愛・結婚の時に顔を出す場合

次の人、もっと自分に合った運命の人がいるかもしれない。
いや、必ずいるはずだ。
と思ってしまい、今の交際相手を蔑ろにしたり、いつまでも結婚に踏み切れない状態になります。

結婚したとしても浮気に走りやすい傾向もあります。

青い鳥症候群の克服方法

向上心が高いと言えなくもないですが、基本的には「正当な対策や努力をしないで幸せになりたい」という心理。
要は「子供のワガママ」の場合が多いのが青い鳥症候群です。

ですから、克服できるなら克服すべきです。
この状態だと、今の自分や今すでに手に入れている幸せに気づくことができず、いつまでも幸福感を得ることができません。

以下の3つを意識すると克服することにつながります。

自分の選択は正しいと信じる

これで良かった、選択した道は間違っていない。
と、迷ったら自己暗示を掛けるようにしましょう。

また、選択した方と逆を選んでいたら不幸になっていたと思ってみるのも良いでしょう。
根本的にネガティブ思考の人はこの方法の方がシックリくる場合も多いです。

ただ、どちらの場合でもやり過ぎるのは禁物です。
先の方だと自信が過信に変わってしまうし、後の方だと気持ちが沈み続けるスパイラルに陥る場合があります。

適度にお願いします。

いろんな場所、人に関わる

青い鳥症候群の原因の1つは「妥協ができない」ことにあります。
いろんな場所に出向き、いろんな人と関わるようになると、嫌でも妥協しないとダメな場面に出会います。

それを繰り返していく中で、「適度な妥協」を覚えることができるようになり、結果として症状の改善につながります。

嫌な事をとりあえず我慢してみる

我慢ができないことも青い鳥症候群の原因の1つになります。
過度のストレスを抱えるほど我慢をする必要は全くありませんが、何事にも多少の我慢は必要ですよね。

嫉妬の気持ちが湧いてきたら、対象と自分を比較することを我慢するようにしましょう。

青い鳥症候群は自分では気づきにくい

誰にでもある向上心や嫉妬の心ですが、青い鳥症候群はそれが子供のままの状態だと言えます。
そのため、周囲と特別違う何かが現れるわけではありませんから、本人がなかなか気づくことができません。

周りの人も「ちょっと子供っぽいな」ぐらいにしか思わないことが多いため、注意を促すこともできません。
そもそも青い鳥症候群を知らない方が普通です。

これを読んだあなたは、周りに「そうじゃないかな~?」と思う人がいたら、そっと気にかけてあげてください。

まとめ

青い鳥症候群は形のない理想を追い求める心理、子供っぽさが生み出している状態です。
自尊心が育ってないことも原因です。

妥協や我慢は社会と関わっているとイヤでも身についてくるものですが、環境が悪いとこれが身につかないこともあります。

語源の童話でも結局「幸せの青い鳥は自分の家の鳥かごに居た」というオチで終わります。

幸せと感じたら、その状態が一番。
幸せは常に身近に存在し、それに気づけるかどうかなんでしょうね。

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