子供が嘘をつくのはとても喜ばしいこと 心配の必要はナシ

心理学
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私には子供はいないですが、姪っ子が2人います。
結構頻繁に会うのですが、それでも会うたびに「あぁ、成長してんな~」と感じます。

ほんで、その姪っ子と話をしている時に、「お!ちょっと嘘ついたな」と思ったり、その子達の親(姉)と話をしていても「ちょいちょい嘘をつくようになった」との話を聞きます。

姉は医療関係者で、心理学にも少し知識があるため、
子供が嘘をつくことに特に抵抗はないようですが、話の中で「子供が嘘をつくことを不安に思う」「嘘をついたら結構強く嗜める」というママ友も少なくないようです。

近場でそういう人が居るということは、似たような悩みを感じている人は意外に多いのかな?と感じ筆(?)を取った次第。

今回は子供の嘘ってどうなの?という記事ですよ。

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子供が嘘をつくのは悪いことなのか?

私自身、子供の頃に嘘をつくと怒られた記憶があります。
友達の家に行くといって校則で禁止されているゲーセンに行っていた時は、なかなかに厳しく怒られました。
ビンタされたけど、当人は「知らん。覚えてない」そうです。

さて、子供の頃は怒られる嘘ですが、怒っている親御さん。
あなたは嘘をついていませんか?

生まれてこの方、ただの1度も嘘をついたことがない。

という人ならば、子供が嘘をついたら存分に怒っても良いでしょう。
でも、恐らくはそんな人はいないと思います。

だって、そんなことでは常に周囲と争いを起こすことになりますからね。

嘘も方便なんて言いますが、円滑に社会を渡っていくためには「必要な嘘」があることは誰でも身にしみていることだと思います。
それは自分の心を正常に保つために必要な作用だからです。

このことから分かりますよね?

嘘をつくようになったということは、健全に成長している証拠です。

それは社会通念上や倫理的に、または親としてどうしても許せない、自分は絶対にその手の嘘はつかない。
という嘘に関しては、しっかりと叱ってあげましょう。

でもそうじゃない嘘は、悪いことではありません。

「あぁ、成長してんだな~」

と、しみじみ感じれば良いこと、むしろ微笑ましいことです。

嘘のタイプは12種類、あなたはどれをよく使う?

さて、人がつく嘘には大別して12種類のタイプがあると言われています。
あなたはどの種類の嘘をよくつきますか?

それによって、あなたが嘘をつく理由や、人間性を少々垣間見ることができます。
自分自身でなくても、周りの人がどんな嘘をよくつくかを気にかけていれば、その人の内面の一部も見えてくるでしょう。

見栄

私は年収が1億あって、正月は海外で過ごして、高級外車を乗り回し、彼女が7人います。

・・・はい、嘘です。

これが見栄を張るため、自分の自尊心を傷つけないためにつく嘘ですね。
周りにもいませんか?
見栄っ張りで、その内容の多くが嘘の人。

甘え

自分に対する理解が欲しい時にこの手の嘘をつきます。
要は相手に「あぁ~、それなら仕方ないよね」と同情、理解をして欲しいわけです。

あの~、テストの当日にいませんでした?
寝てないアピールとか、勉強してないアピールをスゴくしてくるヤツ。
あれが甘えの嘘です。

利害

詐欺師。
要は自分が得をするために、相手にあることないことでっち上げることです。

合理化

甘えと少し似ているかも。
なにか失敗をした時に、「自分は悪くない」という立場を取るために、その失敗は必然的に起きたものとするために嘘をつくパターン。

遅刻した時に、遅れてないのに電車が遅れた。
とかその手の嘘がこれにあたります。

予防線

予想されるトラブルを回避するために、あらかじめ別の予定があった様につく嘘。
メンドクサイ仕事が回ってきそうな雰囲気を感じ取り、それが出来ない理由を咄嗟に作り出す。

得てしてバレる。

罪隠し

そのまんま。
悪いことして怒られるのがイヤだから、やってません。
と、嘘をつく。

勘違い

悪気はナシ。
ただ、あんまり賢くないのに知ったかぶりをしてみたら、ものの見事に間違っていた場合がこれにあたります。

結果的に嘘になっているが、嘘というよりはバカ。

約束破り

約束を破って、結果的に嘘になったパターン。
この場合、意図的に約束を破ったか、そうでないかで悪質性がだいぶ変わります。

意図的の場合は完全にイヤなヤツ。
意図的でない場合はただのダメなヤツ。

・・・どっちもダメじゃね~か!
約束は守りましょう。

引っ掛け

ピザって10回言ってみて。
じゃ、ここは?
ブブー、膝じゃなくて肘でした~。

みたいなのが引っ掛けの嘘です。
人をからかったり、騙すことですね。
こんな感じなら可愛いものですが、悪質なパターンだと嘘の告白をして、相手の気持ちを弄んだりするなどがありますね。
こうなると相手の心に大きな傷を付ける場合もありますし、イジメなどに繋がる場合もあるので、笑えないことになります。

ハニートラップとかもこれに含まれるかな。

思いやり

相手のことを案じて、良かれと思ってつく嘘です。
相手の立場に立って最良と思われる嘘をつかなければダメなので、大人の嘘とも言えます。

世の中を円滑に渡って行くために、一番使用頻度が高い嘘かもしれません。

その場逃れ

嘘の日本代表。
なんとかその場をやり過ごすためだけに、とっても稚拙な嘘をつきます。

能力・経歴

虎の威を借る狐。
相手に対して、自分の本当に持っている能力や経歴について嘘をつくことで優位に立とうとする、なんともショボイ嘘。

俺はアメリカ大統領と友達なんだぜ。
ぐらいバカな嘘をついてくれれば良いが、本当か嘘か確認が取れない、絶妙なラインでこの嘘をつかれると、無駄な気を遣うハメになります。

対処法としては、あなたが権威や相手のバックにひるまないタフな心を持つことです。

まとめ

さて、今回は子供の嘘について始まり、嘘の必要性と種類にまで話が及びました。
嘘は1度ついてしまうと、それを隠すために更に嘘をつき、嘘を嘘で塗り固めるループが始まるので、嘘をつくときは墓場まで持っていく覚悟でつきましょう。

また、嘘をつくということは、何か隠したい本音や都合があるということです。

つまり、嘘を見抜ければそこから逆に考えを巡らせれば、相手の本心にたどり着ける可能性が高いということですね。

嘘をつくには「高度な知能」が必要とされています。
現に、良くも悪くも嘘が上手い人は頭が良いことが多いです。
勉強ができるという頭の良さではなく、本質的な頭の良さですが。

むしろ、勉強ができる人の方が嘘が下手なことが多いような・・・。

どうあれ、子供の嘘は健全に成長している証拠です。
決して悪いことではありませんから、必要以上に親御さんは心配しないようにしてくださいね。

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