信用口座を作り空売りという諸刃の名刀を使いこなそう

2017年5月20日

空売りは諸刃の剣


株の取引において信用取引をするには、信用取引用に新たに口座を作る必要があります。

今まで現物でやってた口座では信用取引はできないので注意が必要。

そもそも、信用口座どころか、通常の証券口座も持っていない。
という人は以下のリンクから、私のオススメを参考にしてください。

そこそこ長いので、メンドくさい方はまとめだけ読んでね。

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信用取引に必要なものはなに?

信用取引をするには必要なものがありますから、それを準備しましょう。

信用口座を作りましょう

まずは信用取引用の口座を作るために必要なもの。

特別なにが必要ってこともないのだけれど、現物と違って証拠金30万が最低限最初に必要になります。

この30万が担保になるので、これがないと信用口座での取引はできません。
委託保証金が足りねーよって言われます。

んで、これは証券会社によってまちまちなんだけども、ちょっとした審査があります

特別難しいことを聞かれるわけではないけれど、まぁ株取引における基本的なことや、信用取引を行う上で少々特殊な建て方について聞かれたりとかそんな感じです。

後、取引年数とか。

これは別に証券会社が意地悪ってわけじゃなくて、信用取引は現物取引に比べて格段にリスクが高いからです。

知識も経験もない人がおいそれと手を出していいもんじゃないからね。

なんかこう書くと証券会社側がすご~く良い人のように感じれるから一応書いておくと、証券会社は信用取引において現物よりもリスクを負うのね。

信用取引はやり方によっては大量の借金を証券会社からして行うことになります。
委託保証金を担保にして。

で、この人が大損ぶっこいて飛んじゃった場合。
これ証券会社側の持ち出し(負担)になることもあります。

だから事前に少しでもそのリスクを少なくするためにも、審査が必要になるって話です。
別に証券会社に限った話ではないですよね。

銀行だって貸付の時には審査があるし、金の貸した借りたが発生する場合は審査があって当たり前ですから。

信用取引の魅力はなんだ?

さてさて、そんなこんなで上手いこと信用取引用の口座が出来ました。

んじゃ、結局信用取引の魅力ってなんなのさ?
て話になると、次のことが挙げられます。

空売りができる

普通、株の取引ってのは買ってから売ります。

A社の株を100円で買って、110円になったら売るって形で利益を出していくのが通常ルートです。

A社の株を今持ってない場合、天の啓示で「明日A社の株価は50円になるよ」って分かっていても、持っていないのだから静観するしか手立てはございません。

現物の場合。

でもでも、信用口座を持っている場合、大体は「空売り」が可能。

空売りは「今持ってない株を買ってから売るのではなく、売ってから買い戻すっていう工程のことを言います。

この場合あなたが天の啓示を受けた時に、100円で誰か(証券会社)からA社の株を借りて、先に市場で売っちゃう。

そうすると、最低単元が100株だった場合。

とりあえず、あなたは1万円のお金を得ることになる。
ほんで、次の日に啓示通りにA社の株が市場で50円になった時に買い戻して証券会社に株を返します。

なんということでしょう。
買い戻しにかかる費用は5千円なので、あなたは晴れて5千円の利益を得ることが出来ます。

他人から借りたものを売るなんて、なんて子なのかしら。って感じはするけれど、株式市場ではこれはルール的にも倫理的にも特に問題ありません。

空売りが使えることで、トレードのチャンスが増える。

まずはこの認識を持ちましょう。

空売りは諸刃の剣

ま、当然良い事ばっかりじゃないです。
格言なんかでは「買いは家まで、売りは命まで」なんてのもあるぐらいです。

普通に買いでポジションを取った場合、リスクは限定されます。
基本的には0にしかならないから。

100円で100株買って1万、会社が潰れてもその1万以上の損失を食らうことは絶対に有り得ない。

でも、売り方(空売り)は違います。
上昇幅は理論上は無限、完全なる青天井。

1万分の売りポジションが100倍になることだって無くはない。
1万の100倍なら100万だから、まだなんとかなるけれど、これが100万の100倍だったら下手すればリアルに死ぬことになります。

株での損失は基本的には自己破産でチャラにはできません。一応、裁量免責があるっちゃあるけど、それをあてにするのは少々危険な香りもします。

裁量免責とはなんぞ?

一応ザックリ説明すると、「その人の現在置かれている状況も加味して、免責にするかどうか判断するよ」ってことです。

正直明確なガイドラインがあるわけじゃないし、なんだかんだで適応されない可能性も高いから、自己破産すれば大丈夫みたいな考えで株とか絶対にしないでください

この損失の限定が出来ない(しにくい)って所が何よりのリスクです。
とは言え、キチンと損切りすればなんの問題もないから、必要以上に恐れることもないですが。

後、信用取引は買いでも空売りでも「自己資金の約3倍の金額」まで証券会社からの借金という形で取引できます。

これにより、本来高くて手が出せない、出しにくい銘柄にもチャレンジできるし、分散できる資金量も増えるわけですな。

イメージとしては、ドラゴンボールの界王拳的な。
4倍とかはないですが。

信用取引のデメリット

上の方にもいくつかデメリット書いてる気もしますが。

デメリットとしては、まずは「返済期日」。

買いであれ売りであれ、基本的には最大6ヶ月以内に建てたポジションを決済しないといけないし、自分でしない場合はその時に株価がいくらであっても強制的に決済されます。

次に金利(利息)

買いの場合なら証券会社に金利を払う必要があるし、売りなら金利+貸株料(借り株か)が掛かります。

デイトレードがメインの私はそんなに気にしたことないけど、そこそこの期間保有して回すなら気をつけないと結構な額になります。

後、空売りの場合「逆日歩(ぎゃくひぶ)」ってのが発生することがあります。
詳しくはここでは書きませんが、これが時に異常な負担を生むことがあるから注意が必要です。

一番気をつけるべきは追証

「ついしょう」じゃなくて「おいしょう」です。

信用取引ってのは先述の通り信用の証明として「証拠金」が担保として必要です。
証拠金とは言っているけど、預けている現金もしくは保有株の現在の資産価値のこと。

で、取引をするにはこの証拠金が一定量常に必要になります。
違うとこもあるかもだけど、概ねどこの証券会社も「委託保証金率30%」ってのが相場。

これがどういうことかと言うと。

100万の株を買いたい場合、30%だから現金で30万、もしくは保有株の資産価値が30万以上必要になるってことです。(合計が30%以上ならOK)

常に現金で担保してる分にはあんまり気にしなくても良いかもしません。
ですが、なかなかそうもいかないでしょうから、どうしたって保有株の価値も担保に入ることが多くなります。

株価は市場が開いていれば常に変動するので、思いもかけない下落を食らったりもします。
そうするとこの30%っていう保証金率が維持できない状況になります。

その状況でその日の市場が閉まると、証券会社からこんなメール(お知らせ)が来ます。

委託保証金率が最低限の30%を切っています。
加で拠金を入金してください。

文面は違うけど、意味はこんな感じです。
基本的にこの追証は翌々営業日までに入金しないといけません。

入金しない場合、証券会社側で強制的に反対売買(買いなら売り、売りなら買い)が行われてしまい、予期してなかった値段で約定してしまうことになります。

こんな状況になっているのだから、大概は損失が膨らむ形で決済してしまうし、何より自分のプランと食い違うことになります。

まぁ、追証食らってる時点でプランもクソもない気もしますが。

どうあれ、精神的にも良くないので、委託保証金率は常に気にかけておくほうが賢明です。

まとめ

信用取引をすると、

・自己資金の約3倍の金額の取引が可能
・空売りが出来る

というメリットと、

・通常取引より少し高いコストが掛かる
下手を打つとリアルに死ぬ

というデメリットを受けることになります。

・・・デメリットの方がとんでもねーじゃん!
と見えるかもしれないけれど、それは誤解。

ちゃんとした資金管理とリスク管理をすれば、攻める方法が増えるのだから非常に頼もしいものでもあります。

そもそも大金持ちなら、当然信用なんかしないし、ゆったりまったり長期投資で高みの見物ができるけど、私みたいなもんは自転車操業でなんとかやっていくしかない。

そんな人には信用取引は1つの手段として重宝するはずです。

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