バンドワゴン効果に振り回されて大ケガしないように

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果というものをご存知でしょうか?
これは心理学用語というよりはビジネス用語として使われることが多いかと思います。

このバンドワゴン効果は、投資の世界やマーケティングなどで良く利用されます。
勝つ人間はこれを上手く利用して、負ける人間は常にこれに振り回されてしまうのです。

使う使わないは人それぞれですが、少なくともこれに振り回されて大ケガしないですむように、バンドワゴン効果について知っておくことが重要です。

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広義の意味でのバンドワゴン効果

一般的に使われるバンドワゴン効果は、「勝ち馬に乗る」という意味が多いです。
1940年代のアメリカの選挙で得られたデータで発覚したとされています。

要は「どうせ投票するなら勝ちそうな方に投票しよう」という心理です。
一般生活であれば、行列の出来ている方のお店を選んだり、SNSなどで評判だからなど。

自分の価値観や尺度ではなく、その時の大勢の状況に合わせて意思決定をするというものです。

行列に並ぶという「超非効率的なバカ丸出し行動」が好きな人が多い日本人には非常に有用な手法です。

農耕民族であり、集団の和を重んじる人種ですから仕方のない部分もありますが。
私は一切理解できませんがね。

これが一般的なバンドワゴン効果の説明です。
ここからは、特に投資の世界でバンドワゴン効果がどのように使われるかを書いていきます。

バンドワゴン効果の寓話

バンドワゴンとは「楽隊車」と訳されるもの、街頭宣伝車の乗りこみ可能な大型のバスみたいなものです。

バンドワゴンそのものに意思(運転手)はなく、楽しい音楽を流して進むことだけがプログラミングされています。

バンドワゴン効果は以下のような寓話で説明されることが多くあります。

すごく楽し気に、陽気で鮮明な音楽を流しながら進んでいる車があります。
その後ろには数人の人たちが連れ立って、その音楽に合わせて非常に盛り上がっています。

そんな一団が沿道を進んでいると、それを見た沿道の人たちも実質的なことは良く分かっていないけど、楽しそうだからどんどんその列に参加していく。

そうしてある程度まで人が増えてきたところで、最初に盛り上がっていた人たちは、しれっと列から抜けていく。

後から参加した人たちに気づかれないように。
そして当然、後から参加した人たちはこの事を知る由もありません。

そうこうしている内に、バンドワゴンの速度は遅くなっていく、さらに多くの人の参加が可能になります。
どんどん群衆は拡大して、ついにはバンドワゴンは停止します。

こうなると加速度的にこの騒ぎに参加する人が増えていきます。
ほぼ全ての人が「なぜ騒いでいるのか」すら知らないのに。

さて、バンドワゴンは停止していることが本分ではありません。
どうにかして新たに進む必要があります。

しかし、群衆が増え過ぎたことで身動きが取れないバンドワゴンは、近くの数人を跳ね飛ばして空間を作ります。

それを目の当たりにした比較的最初の群衆は困惑しますが、イマイチ事態が掴み切れません。
その間に、バンドワゴンはさらに乱暴に多くの人たちを跳ね飛ばしいきます。

饗宴が狂宴に変わるのです。

こうしてパニックが起こると、バンドワゴンから飛び降りたり、暴れまわるバンドワゴンに跳ね飛ばされたりして多くの人が犠牲になります。

この状態でもなお、熱狂的な人間はバンドワゴンにしがみついているが、荷物になるのでバンドワゴンはこれを非常に乱暴に振り落とします。

惨状を引き起こした後に、バンドワゴンは何もなかったかの様にまた進み始めます。

すると、新たにまたバンドワゴンの後ろに連れ立つ人が現れます。
惨劇に巻き込まれた人は、その新たに現れた人たちを見て驚愕します。

そう。
新たに現れた人たちは、饗宴を始めた人と最初に参加して、知らぬ間に居なくなっていた人たち。

有象無象をなぎ倒してスムーズに軽快に走り始めたバンドワゴンに、その人たちは颯爽と飛び乗り、頃合いを見てまた音楽を流し始めます。

そしてことの始めに戻り、この饗宴と惨劇はループします。

てな感じの話です。

マーケットに見るバンドワゴン効果

これ、特に株などのマーケットの世界で良く見る光景です。
ここまで露骨ではないにしろ、ビジネスの世界でも良く使われる手法です。

流行りものに乗っかることが好きな人は、このバンドワゴン効果と同調効果を使われて踊らされていますね。

自分の頭で考えない、考えているつもりの人はこれで搾取されています。

マーケットの世界であれば、素人さんが騒ぎ始めたらプロは手仕舞いの準備を始めます。
テレビや雑誌で騒がれ始めたら頃合いですね。

このバンドワゴン効果の本質的な部分を理解していれば、上手く利用できるかは別にして、少なくとも惨劇に巻き込まれてしまうことは避けられます。

人の行く 裏に道あり 花の山 いずれを行くも 散らぬ間に行け

という有名な格言と似たような感じですね。

仕掛けるなら騒がれていない内に、バンドワゴンに乗り饗宴に参加するのなら、常に周囲に気を配り速攻で逃げられる状況を確保しておく。

これが出来るか出来ないかで、多くの素人さんとは大きな差が生まれます。

まとめ

バンドワゴン効果で被害を受けないためには、常に冷静にその騒ぎの本質を考えるクセをつけることが大事です。

なにかの商品であれば、多勢が騒いでいるから、良いと言っているから良い。
などといった意見に流されないで、「自分が本当にどう思うか」を第一に考えましょう。

マーケットであれば先述の通りです。
バンドワゴンの先頭集団になるのは一般人では難しいですから、後追いで参加するにしても常に逃げの姿勢で臨むこと。

投資の世界でバンドワゴン効果を知らないと、大ケガどころか致命傷を受けることもあります。
しっかりと理解して、心に留めておきましょう。

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