虐待の種類は5つ。なぜ愛すべき子供を虐待してしまうのか

2018年2月23日

虐待は非常にデリケートな問題です。
線引きが難しい面もあり、他人がおいそれと立ち入ることができない話でもあります。

しかし、これだけ虐待に関する事件が多くあり、メディアも取り上げてその存在が知られているにも関わらずその数がなかなか減らないという事実があります。

1人でもこの虐待に関する知識を持っている人が増えることで、この被害に合う人の数が減ってくれることを願います。

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虐待の5つの種類

虐待には5つの種類があります。

この大区分5つに対して、誰が誰に対して虐待をするのかの小区分を合わせて総合的に判断、分類をします。
今回はこの小区分に関しては触れません。

身体的虐待

身体的に暴力を振るうことです。
殴る・蹴るなどに始まり、タバコの火を押し付けるなどの行為が行われることで、相手に外傷体験や人間不信感を与えます。

外傷体験とは心的外傷、いわゆるトラウマの種になる体験のことを言い、どの虐待であっても外傷体験になります。

心理的虐待

精神的なダメージを与えることです。
相手に対して暴言を吐き続けたり、大声で脅したり、無視し続けるなど、相手の存在や心を否定する虐待です。

性的虐待

相手にその気がない、子供の場合はそもそもの概念がない人に対して性的な暴行やイタズラをすることです。

被害者側が自らそれを告発しない限り、なかなか表に出ないため対策が非常に難しいです。

特に子供の場合は様々なことが絡み、より表に出にくくなってしまうので、注意が必要です。

育児放棄(ネグレクト)

子供の世話をしないことです。
育児放棄は直接的に子供の命に関わります

実例として分かりやすいのは「子供の車内放置」です。
いくら注意喚起をしても未だに根絶できず、被害が起こっています。

パチンコなんてクソ下らないことに熱中していたり、毎晩飲み歩いて家に帰らなったりという、「自分優先主義」と「知識不足」によって引き起こされる虐待といえます。

経済的虐待

人の財産を勝手に使用したり、処分することです。

往々にして高齢者に対して行われる虐待とされていますが、実情としては子供に対しても行われています。

子供のお金(お年玉など)に手をつけたり、子ども手当などを使って遊んでいる場合もあります。

虐待が与える影響

虐待、特に子どもに対する児童虐待は子どもの体や将来に多くの影を落とすことになります。
どの種類の虐待であってもトラウマのキッカケになります。

また、発育に遅れが見られたり、虐待環境から救出されても正常に戻らないこともあります。
成長に必要な十分な栄養を与えられなかったことが原因の1つとして考えられます。

過度なストレスにより心理的に多大なダメージを負った結果、自己防衛も相まって脳が萎縮することもあります。

自尊心の成長も難しいため、様々な精神疾患の根底の原因ともなります。
自尊心に関しては以下の記事に簡単にまとめています。

虐待はなぜ起こってしまうのか?

人間は誰でも「支配欲求」があります。
自分の思い通りに相手を支配したいと思う欲求です。

誰にもあるこの感情ですが、強いストレスや自身のトラウマを原因として強く働いてしまうことがあります。

この行き過ぎた支配欲求が、虐待を引き起こす主な原因として考えられます。

また、この支配欲求の矛先は「自分よりも弱い人」に向けられます。
肉体的、精神的、立場的に弱い人です。
子どもや老人、ペットなどの小・中型動物が虐待のターゲットになりやすい理由はこれです。

児童虐待の場合は、虐待をしている親が、子どもの頃に自分も虐待を受けていたケースが少なくありません。

虐待の質の悪いところは、この「虐待の連鎖」にもあります。
反面教師としてくれる場合もありますが、自分もそうして育てられたのだから問題ないとしてしまう事もあります。

この認知の歪みも虐待を難しい問題にしてしまう要因の1つです。

虐待に対してどう向き合うか?

政府が虐待に対して対策を講じていますが、なかなか上手くいかないようです。

虐待をしている相手に対して、心理療法を施すことができれば良いのですが、虐待をしている本人はそれを虐待と思っていない事も多く、また受けている側に虐待なんてされていない。と言われてしまえば手の出しようもありません。

躾との違いは愛情があるかどうか?
ですが、それすらも人それぞれで価値観が違うので一括りにはできないのが現実です。

あ~だこ~だと綺麗事を言っても、所詮人間はそんなもの。
イジメと同様に、生物的、根源的な本能には(現段階で)勝てないのでしょうから、一定数は起こってしまうもの、根絶はできないものとして認識する必要があります。

私たち人間が理性を手に入れた(と思っている)のは、まだまだ最近です。
根絶することはできない問題なのだから、せめてその数を減らすように注意を向けていくべきでしょう。

他人がおいそれと踏み込めませんから、直接的に虐待に対峙するのではなく、注意深く愛情を持った目で子どもを見守ってあげることが必要です。

少しでもオカシイと感じたら、スグに専門の機関や警察に知らせましょう。
そうしても簡単には解決しませんが、何もしないよりは幾分はマシです。

非常に抽象的な感情論であって、具体的な解決策はなにもありませんが、それほどに現段階では難しい問題であると思ってください。

まとめ

虐待は難しい問題です。
しかし、それが相手に与える肉体的、心理的ダメージは相当なモノです。

体の傷はいつか消えるかもしれませんが、心の傷は一生残ります。

なにも悪いことをしていない人、特に子どもにそんな十字架を一生背負わせることのないように、周りの大人がもう少し、ほんの少しだけ注意を払ってあげましょう。

虐待の対象が子どもの場合は、どうあれ許されるべきではありません。

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