仕事が辛い。
多くの人が抱える悩みですね。
人生の半分以上は働いていますから、こうした悩みが生まれるのも当然と言えば当然。
しかも、社会で大柄な態度を取っている人は無能ばかりですからね。
この記事を読めば、「仕事が辛い時にどう考え、どう行動すべきか」の1つの答えが見えてくるでしょう。
あくまでも、私個人の考えですから、絶対の正解ではありません。
そこのところはご了承の上で読んでくださいね。
そもそもアナタは仕事をしていない
宮沢賢治って知ってますか?
彼の作品の中に「なめとこ山の熊」って話があります。
話そのものは置いといて、この中で「仕事」と「労働」の違いに対する彼の考えの一端が書かれています。
早い話が
・労働=生きるために仕方なくする行為
ということです。
もう1つ、彼の代表作でもある「農民芸術概論綱要」の中にも「今、我らにはただ労働があるばかりである」という一節が残されています。
確かに、私もこの考えに賛同する部分は多いです。
学生の頃、私は電車で毎日通学していましたが、多くの仕事に向かう大人の顔はお世辞にもやる気に満ち溢れ、ハツラツとしたものには見えませんでした。
今思えばそれも当然でしょう。
だって彼らは仕事ではなく、労働をしに行っているのですからね。
これは私の持論ですし、かなり極端かも知れませんが、労働は奴隷制度と同等とすら考えています。
ブラック企業なんてまさにそれではありませんか。
まぁ、世間のブラック企業はブラック企業ではなく、ただの無能の集まりなんですが。
さて、改めて仕事が辛いと嘆くアナタに質問です。
あなたがしているのは、本質的な意味での仕事ですか?
便宜上、ここから先は労働のことを仕事として表記しますが、労働を止めれば仕事を辛いと感じることは無くなりますよ。
仕事が辛いのは当たり前?
巷では「仕事は辛いもの、それが当たり前」と言った風潮が蔓延しています。
これ、個人的にはアホの極みだと感じているのです。
仕事をしているのであれば、肉体的・精神的に辛くとも、やり遂げた後に達成感や爽快感が湧いてきます。
しかし、その業務を完遂したのに辛さしか残っていないのは、仕事じゃなくて労働をしているからです。
労働をしているから辛いと感じるし、気力も湧いてこない。
仕事を辛いと言う事は甘えである。
なんてのもバカげています。
辛いと感じている時点で、それはあなたにとって仕事では無いのです。
やる必要のない、人生の時間をただムダにしている愚行としか言えません。
確かに、たかだか1~3年ぐらいで何が分かる。
という意見には一理あるとは思います。
ですが、私の経験上は1年やって仕事としての魅力を感じなければ、それは多分一生労働のまま。
だからこそ、仕事が辛いと感じたら「これは労働から仕事に変わるんだろうか?」という疑問を持ち、自問自答してみる必要があるのです。
「仕事は辛いのが当然。我慢して働き続けることが正解だ」
という既得権益が作り出した嘘の正解、固定観念はさっさと捨てましょう。
仕事が辛いのは自分が悪いから?
確かに、そうした場合もあるでしょう。
仕事柄、いわゆる人を扱う立場から人を見る機会も少なくないのですが、「いや、お前ちょっといい加減にしろよ。」って人も居ます。
ですが、これはタイプこそ違えど年齢的な違いはありません。
よく「これだから、ゆとり世代はダメなんだ」
なんて声も聞きますが、何歳だろうとダメな奴はダメ。
仕事(労働)が出来ません。
もっと言うと、本当に仕事の出来ないダメな奴は「仕事が辛いことは自分が悪いのでは?」と悩んだりしません。
この手の奴は、俯瞰で見た時に確実に自分が悪い場合でも自分に非が有るとはこれっぽちも思っていないことが大半です。
仕事が辛いのは自分が悪いと真剣に悩んでいる人は、それほどダメな奴であるとは思えませんし、そうしたケースは少ないと感じています。
多少は考え方を変える必要がある場合はありますが、本当にダメな奴のように人間性の根本からポンコツなんてことはありません。
ほぼ、アナタは悪くないです。
仕事が辛いと言えない
これは上記2項目が原因になっていますよね。
社会的な風潮として、
「仕事が辛いのは自分が悪いからだろう」
という間違った考え方です。
ここまでの話で分かったかと思いますが、これらの考え方はカビが生えるどころか化石になっているような古い考え方であり、大間違い。
一部のアホが、さも正解のように社会通念として当然のように吹聴していますが、そんなアホに惑わされることなく、仕事が辛いなら辛いと言いましょう。
家族にしろ周りの人にしろ、言われなければなかなか気づくことも出来ません。
それを言ったことでアナタを卑下するような奴らなら、縁を切っても問題なし。
仕事が辛いと、うつ病の危険性も
仕事が労働になっている人で、一番の問題は「うつ病」の危険性があることです。
うつ病の症状は色々とありますが、ここではザックリと簡単にまとめます。
・興味がわかない
・集中力が低下
・自信喪失
・自殺願望
などが精神的な面での代表的な症状です。
・食欲減退
・体重減少
などは肉体に現れる症状。
これはそれぞれ派生して
・下痢・嘔吐
・頭痛・ふらつき(めまい)
といった具体的な形になります。
軽度のものは誰でも起こります。
生きていれば誰でもストレスを感じますからね。
これらの症状が原因で、日常生活に支障をきたす様だとうつ病の可能性もあります。
また、仕事に行く時間になったら、仕事のことや上司、同僚のことを考えた場合にこうした症状が現れるなら、原因は仕事が辛い事にあるとみて問題ないでしょう。
精神疾患は素人考えで診断したり、ほったらかしにすると知らない間にアナタをどんどん蝕んでいく可能性がありますから、気になる方は専門医を受診しましょう。
ただ、心療内科は自分に合う医者を見つけるのがなかなか困難なので、1つの病院にこだわらずに、出来るだけ多くの病院を巡り、自分にあった医者を見つけてください。
下手な医者だと治るどころか悪化しますし、薬漬けにされるだけです。
そんな状態になってまで、なぜその仕事にしがみつく必要がありますか?
仕事が辛いなら転職を考えてみる
今までの日本社会、旧態依然とした社会システムであれば、1つの場所で辛くても仕事を続けるメリットはありました。
いわゆる「終身雇用制度」ですね。
ただ、こんなもんは完全に崩壊しました。
日本最高峰の企業であるトヨタですら、終身雇用は無理と言ったわけですから。
そもそも、世界のスタンダードから大きくかけ離れていますから当然です。
メリットがないのに、なぜ辛い仕事(労働)を続ける必要があるのでしょうか?
そこに合理的な説明、論理展開が1つでもあるでしょうか?
転職をためらう理由には以下のようなものが考えられます。
金銭的な理由
それでなくとも仕事ではなく労働をしているわけですから、このお金の問題がなによりも転職を躊躇させる問題でしょう。
高い意識と使命感の元に仕事をしていて、そこから更なる飛躍を求めて転職を考える場合はこの限りではありませんけど。
で、ここで考えて欲しいのは「なぜ、今のアナタはお金の面で不安を抱えているのか」、その理由です。
・やる気がなければ向上心も生まれない。
・向上心がないから、結果も出ない
・結果が出ないと出世もしないし、給料も増えない
と、こんな悪循環に陥っているのでは?
さらに言うと、会社はアナタたち従業員が向上心を持って成果を上げてくれるから成長できるわけで、成長できない会社は必然的に給料や職場環境を整えることは出来ません。
要は、やり甲斐のない仕事、労働ばかりをさせるような環境にあっては何も良い方向に進んで行かないということ。
そんな堂々巡りの中に居るから、いつまで経っても最低限のお金の不安からすら開放されないわけです。
金銭的な不安が理由で転職を諦める、二の足を踏むと言うのは、自ら今あるお金の不安スパイラルに留まる事を選んでいる愚行だと言えます。
明日の生活費もない。
なんて状況で飛び出せとは言いませんが、将来的に転職することを視野に入れてお金のやり繰りをするとしないとでは、目標に到達する確率と時間に大きな差が生まれますよ。
世間体
これを気にしている人は少ないと思いますが、もしも居たら直ちにその考えを改めた方が良いです。
世間はアナタを嘲笑し、後ろ指を指す事はあっても、本当にアナタが困っている時に助けてくれることはありません。
いざという時、最後の最後に自分を助けてくれるのは自分だけ。
最終的になんの役にも立たない世間が何を言おうと、そんなもんは全て無視してOKです。
会社を辞めるのが怖い、難しい
こういう悩みを持った人も最近は多いようですね。
個人的にはバックレてしまえば良いのでは?と思うのですが。
最近ではこうした需要に対して「退職代行サービス」も充実していますから、こうしたサービスを利用してサッサとケリを付けるのも悪くないと思います。
結局、足りないのは「覚悟」
ここまで読んで、それでも転職やフリーランスになるといった選択に躊躇する人は、とどのつまり「自信」と「覚悟」が足りていないだけ。
まずは自信をつけることから始めましょう。
例えば私の場合だと、パチンコ屋があればメシぐらいは食えます。
もし、パチンコの業態やルールが変わって、パチンコ屋が全部無くなっても、株・FXがあるので大丈夫。
それ以外でも、文章を書く仕事や、田舎企業ではありますがちょっとした企業コンサル(相談)もやっています。
これらが全部ぶっ飛んでも、今まで貯めて来たスキルや知識があれば、なんとかメシぐらいは食えるはず。
最悪、全部ダメならダメでホームレスにでもなんでもなれば良い。
こういう考えで生きています。
だから労働ではなく仕事を出来ているという自負があります。
今までやって来たことに対して、良いか悪いかは別にして自信を持っているから、覚悟も出来るわけです。
アナタはありますか?
こういう自信と覚悟。
ですが私からすると、この程度の覚悟も持てない人が、良く家族を持ち、子供を作りましたね。と思ってしまいます。
そんな将来性のない、ビジョンも持てない人の元に生まれた子供はとても不幸です。
まぁ、この手の話は本線から脱線するのでこの辺で留めておきます。
価値観の話ですから、決着はつきませんしね。
自信をつけるにはどうすれば良いか?
自信をつけるのに一番良いのは、誰かに依存して得た成果ではない成果を挙げることです。
細かい話をすれば、必ず誰かの助力を得て物事は成り立っています。
そういう話では無く、会社や組織に頼らなくても、自分が在れば成果を出せる。
と感じることが出来た経験があるか否かです。
これを得るのに手っ取り早いのは「自営業」をすることなんですが、なかなか難しいでしょう。
私の場合、パチプロも株・FXトレーダーも完全なる自営業ですから、自然と自信がついていきました。
最初はかなり不安でしたし、それこそ明日には全部が無くなる様な生活でしたから、軽いパニック障害やうつ病にもなりました。
ですが、そうしたものとの付き合いも含めて、嵐の中に自ら身を置くことで、そこでしか得られない自信を手に入れることが出来たのも事実です。
虎穴に入らずんば虎子を得ず
個人的には会社組織に守られている間は、本当の意味での自信を身につけることは出来ないと思います。
こんな特殊な経路を辿れとは言いません。
アナタはもっと王道を通って自信を身につけるべきです。
資格・スキルを取得する
ここで言う資格は、意味のある将来性のある資格です。
どこぞの通信教育で芸能人が簡単に取れるような資格になんの意味もありません。
だってそれで得た知識なんて、そのいうものの存在を知っていればググって調べて終了ですからね。
後、資格と言えば未だに英会話が人気ですが、個人的には全くおすすめしません。
趣味でやって、外国人と自分の声で、言葉で話したい場合は別ですけど。
ご存知でしょうが、最近は翻訳機のレベルが飛躍的に上がっています。
しかも値段は反比例して安くなっている。
もう数年もすれば、ほぼ完ぺきな同時通訳機が登場することは容易に想像できます。
書かれた文字に関しても、スマホをかざすだけで翻訳してくれるアプリがあります。
こうした現実を鑑みて、まだ10年後に英語を話せることが武器になると思いますか?
もし思うなら、相当です。
完全なネイティブならまだ道もあるかも知れませんが、そのレベルに達する人がどの程度居るでしょうね。
少なくとも10年は大丈夫な資格・スキルの代表としては「プログラミング」が挙げられます。
「プログラミングって難しそうで自分には無理」
と最初から諦めてしまう人も多いですが、その実やってみると思いのほか簡単です。
当然、高いレベルに行こうと思えば日々の努力は必要ですけどね。
とにかく、「明日会社が潰れても大丈夫」と思える状況を作っておくことが大切。
これが出来れば、自信がつきますし覚悟も付いてきます。
まとめ
まず大事なのは、今のアナタがしているのは仕事なのか、労働なのか?
をハッキリとさせることです。
で、もし自分がしていることが労働であり、辛くて堪らないのであれば、そんなのサッサと辞めてしまいましょう。
適当に辞めても案外人生なんとかなりますが、不安な人の方が多いと思います。
なので、そうした不安を取り除く意味でも「資格やスキルを身につけて自信を持ち、覚悟を決める」ことを目指してください。
仕事が辛いと嘆いて悩んでいる時間、それが何よりもムダです。
辞めることを前提に、前を向いて計画を立てて行けば物事は案外上手く転がりだすと思いますよ。
とにかく、自分を高める事。
繰り返しですが、「最後に自分を助けるのは自分だけ」ですよ。