株主優待はいくらから始められる?銘柄選びのポイントを解説

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この記事は

株主優待初心者はこれで完璧!基本から注意するポイントまで完全網羅

の続きです。

株主優待に関する基本から知っておきたい。
そんなアナタは先に以下の記事を読んでください。

株主優待初心者はこれで完璧!基本から注意するポイントまで完全網羅
「株主優待」に興味のある方に、現役トレーダーが基本から分かりやすく解説。 株主優待初心者の方は、この記事から勉強を始めればムリなく株主優待を理解することが出来ます。

さて、この記事では

・株主優待目当ての株購入はいくらから出来るの?
・株主優待をメインで考える時、選び方のポイントは?

といったことに関して書いていきます。

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株主優待目当ての株購入はいくらから可能?

以前の記事でも触れましたが、株主優待の権利を得るには、

その銘柄ごとに決められている最低単元数の株を権利付き最終日までに購入し、保有しておくこと。

これが必要条件になっています。

今の日本の株式市場では、基本的に100株を1単元。
これを取引する際の最低単元として扱っている企業がほとんどです。

そのため、株主優待目当てで株を購入する場合も、普通に取引するのと変わらない金額が必要になります。

復習になりますが。

「アナタが気になる銘柄名 株価」

で検索すると出てくる金額。
それが現時点でのその銘柄1株の金額になっています。

表示された金額×最低単元数=株主優待の権利を得る最低金額

この式は覚えておきましょう。
って言うほどのものでもなく、スグに慣れますよ。

単元未満株だと株主優待はどうなるの?

単元未満株とは読んで字のごとく、最低単元に足りていない場合のこと。

100株が最低単元の企業で、1株や10株だけ保有している場合は単元未満株になります。

配当金であれば、1株や10株でも持っている割合に応じて受け取ることが可能なのは想像出来ますよね?

100株に配当金が100円付くなら、1株で1円、10株で10円となります。
現金ならこんな感じで小分けに出来ますからね。

ですが、株主優待の場合はどうでしょう?

株主優待はその企業の商品や定額の商品券などが返礼品として用意されている場合がほとんど。
さらには形のないサービスなどもあります。

そんなもんをどうやって分けろと?
物理的に不可能ですよね。

でも、ご安心あれ。
こんな事態を考慮して、単元未満株の保有でも株主優待を行っている企業が増えています。

最近ではとにかく幅広い人に株式市場に参加して欲しい。
経済活動に積極的に関わって欲しい。

こうした意向も合って、証券会社も「1株から購入可能」なサービスを行っている所が増えました。

これと世間の株主優待人気が相まったことで、1株保有でも株主優待をあげちゃう。
そんな企業が増えて来たわけです。

1株が1,700円ぐらいなのに、株主優待の商品の合計金額は3,000円ぐらい。
そんなコスパの良い企業もあります。

「とにかく株主優待を体験してみたい」
「お得に返礼品を受け取ってみたい」

そんな株主優待初心者の人には1株からの購入はおすすめです。

上手く使えば結構お得になりますよ。

株主優待をメインで考える時の選び方は?

株主優待をメインで考える場合も、トレードする場合も。

基本的には銘柄選びのポイントは変わりません。

銘柄選びのポイントをザっと紹介すると

・企業の財務状況
・株価の流れ
・現在の株価
・アナタがその分野に明るいか

この4つ。
あくまでも私の銘柄選びのポイントですけどね。

企業の財務状況

簡単に言えば、その企業の業績が良いかどうか。
会社四季報などを見れば、なんとなく分かりますし、決算書なんかを見ても良いでしょう。

最初はとっつきにくいと思いますが、慣れれば簡単です。

それを基に株価の予想までするのは難しいですが、ここで重要なのは

「企業の状況が良いか悪いか、なんとなくで良いから分かること」

これが大切。

配当金や株主優待はあくまでも企業側のサービス精神。
オマケです。

なので、企業の業績が芳しくない状況になれば、配当金や優待は企業側の一存で中止することが可能。

せっかく株主優待目的でその株を買ったのに、これでは面白くありませんよね。

そうした事態に遭遇する可能性を少しでも減らすために、企業の財務状況をなんとなくでも掴んでおくことが重要になってくるのです。

まぁ、どうにも無理ってんなら、この項目は諦めても構いませんよ。

株価の流れ

例えば、アナタが気になっている銘柄の配当金や株主優待が非常に魅力的な場合。

権利付き最終日を目安に、徐々に株価が上がっていく可能性が高いです。
そして権利落ち日にガクッと下がる。

で、下がった所の価格で次の配当金や株主優待の時期まで株価は大きく変動せず、時期が来ればまた権利付き最終日を目安に上がっていく。

こんな感じで、配当金や株主優待が魅力的であればあるほど、それを1つの基準にして株価が動くことは往々にしてあります。

こうした株価の流れをチェックせずに、なんとなくで買ってしまうと思わぬ損(高値掴み)をすることも。

株価の流れはチャートを見て判断します。

当然、以前がそうだったから今回も必ずそうなる。
とは言い切れませんが、なにも考えずに購入するよりはリスクを減らせます。

現在の株価

ここまでの2つは、株主優待狙いで株を買って、出来るだけ損をするリスクを減らすためのテクニックの話でした。

が、この現在の株価はもっと単純。

簡単な話で、

「どんなに魅力的で買いたいと思っても、現在のアナタの資金力が足りなければ買えない」

からです。
だから絶対にチェックするポイントになります。

まぁ、口座に資金が無ければどうあれ買えないわけですけど。

アナタがその分野に明るいか

個人的にはこのポイントが一番重要だと思っています。

株の銘柄を選ぶ上で、アナタ自身がその分野に興味があるか、その分野で働いていて知識や情報網があるか。

こういった部分は非常に大事。

知識や情報網があれば、業界全体の流れや新技術が生まれた時などに次の流れを想像することが簡単です。

こうしたものが無くても、興味のある分野なら積極的に勉強したり、情報を獲りに行くことが苦ではなくなりますよね。

株のトレードを主体に稼ぎたい、メシを食っていきたい。
いわゆるプロになりたいなら別です。

どんなジャンルに対してもある程度の知識を持ち、チャート分析やなんやとテクニックを勉強していく必要があります。

が、あくまでもちょっとした資産運用(小遣い稼ぎ)。
配当金や株主優待目的ならば、そこまでストイックになる必要もありません。

そうなると、上記の様に既にアナタに経験値や知識があったり、好きで興味のある分野から銘柄を選ぶ方が何かと楽ですし、良い結果に繋がりやすいです。

まとめ

株主優待は

・銘柄によっては1,000円台から始められる
・好き、興味のある分野。既に知識のある分野から選ぶ

大前提として、この2つを理解していれば、リスクを少なく今すぐに始めることが可能です。

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