仕事をやめたい!と感じたらサッサとやめる準備を始めましょう

仕事の話

仕事をしていると

「仕事やめたいな~」

と感じることはあると思います。
単発的に、仕事をやめたいと思うことは誰にでもあることですが、慢性的に仕事をやめたいと思い続けているなら問題です。

この記事では仕事をやめたいと思っているあなたに

・仕事をやめる前に確認すること
・仕事をやめるにあたり準備すること
・仕事をやめる時に注意すべきこと

これらを中心に解説していきます。
この記事を読めば仕事をやめるために必要なことがしっかりと分かるはず。

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仕事をやめたいと思う理由

まず、仕事をやめたいと思う人がなぜそう思うのか?
その理由で一番多いものを知っておきましょう。

色々な調査がありますが、転職大手の「エン・ジャパン」の2016年アンケートによると、以下の様な理由が仕事をやめたいと思う主な理由となっています。

1、人間関係(25%)
2、評価・人事制度(12%)
3、社風や風土(11%)
3、拘束時間(11%)

エン・ジャパン「退職理由のホンネとタテマエ」より引用

3位が2つあるのは同率だからですよ。

まぁ、概ねこれは当たっていると思います。
アナタはこれに当てはまっているでしょうか?

こんな人は仕事をやめるべき

さて、先程のアンケート結果に基づいて、心理学を交えて「アナタは仕事をやめるべき人か否か」を考えていきます。

あるサイトでは2位、3位の理由であるなら、キッパリと断ったり交渉すれば改善できる可能性があるから、まだ仕事をやめるべきでは無い。

と書いているところもあります。
が、私としてはこの意見は完全に反対です。

評価や人事制度は、それを作った人間・評価する人間の主観が大きく影響します。
つまり、その人との相性が合わないのであれば改善の仕様がありません。

完全に法律違反を犯している場合は労働基準監督署に訴えるなど、証拠を集めて法の力に訴えることも可能ですが、そこまで行ってなければ不可能です。

拘束時間にしてもそうで、10人の社員の中でアナタ1人が必ず定時に帰る。
他の人は仕事をしているのに。

という状況になるとどうなるか。
単純にアナタが悪者にされて、嫌がらせやイジメの対象になります。

たとえアナタが定時までに仕事を完璧にこなしていた場合でもです。

社風や制度も同じ。

とにかく、会社組織で働いている人間の多くは実力や論理的思考ではなく、今までの慣例や馴れ合いを優先する場合が多いのです。

こうしたこと、その全てに違和感を覚えストレスを抱えているから仕事をやめたいと思う。

つまり、アナタは向上心があり、低レベルな馴れ合いそのものを好んでいないのです。

なら、そんな低レベルな人達はサッサと切り捨てて、仕事をやめてしまいましょう。
もっと高いレベルで、切磋琢磨できる環境は必ずあります。

人は基本的に他人に何を言われても変わりませんから、そんな人たちと論議したり、変えようと思うこと自体がナンセンス。

時間のムダはやめましょう。

うつ病の症状が出たら注意

うつ病の症状が出ている場合は、可能な限り速やかにその仕事をやめることを考えるべきです。

ただ、ある程度のレベルを超えたうつ状態になってしまうと、正常な思考や判断自体が非常に難しくなってしまいます。

この状態だと本人で仕事をやめる、やめないの判断をすることが出来なくなる場合もあるので、家族や友人が気をまわした方が良いでしょう。

うつ病を素人が判断するのは難しいです。
少しでも変だなと感じたら休職願いを出しましょう。

そんな状況で休職願いを受理してくれない様な会社なら、キッパリとやめてください。

こんな人は仕事をやめるか冷静に考えよう

仕事をやめるかどうか、一度冷静に考えた方が良い人は

・結婚して寿退社
・介護を理由にする

この2つのパターンで仕事をやめようか迷っている人は少し待ってください。

当然、仕事や職場環境に不満がないのに、これらの理由で仕事をやめるか否かを考えている人。
ということですよ。

結婚して寿退社

結論を言ってしまうと、よほど技術や能力が高くなければ、一度仕事をやめてその椅子を明け渡したら最後です。

私も人を扱う仕事を少ししていますが、これは経営者側は誰でも思っているでしょう。

アナタにしか出来ない仕事。
それが有るならば、寿退社だろうが産休・育休だろうがいくらでも取ってもらって構いません。

でも、大体こうしたことを声高に叫ぶ人は普通の能力しか持っていません。
辛辣かも知れませんが、普通の能力の人の代わりならいくらでも居ます。

繰り返しですが、アナタが普通レベルの能力なら、一度椅子を明け渡したら、基本的に二度と戻る事は出来ないという覚悟を持ってください。

なので、スッパリと仕事をやめる。
という判断ではなく、可能な限り椅子を守れるように考えた方が無難です。

介護が理由

寿退社同様、普通の人は一度椅子を明け渡したら帰ってこれません。
介護が終わったからといって、元鞘に収まることは基本的に無理です。

しかも、介護が理由の場合、比較的アナタ自身の年齢が高い場合が多いので、他の仕事を探すのも難しいのが現実。

輪をかけて、予想以上に介護や看護が長引いた場合は、お金の面でも苦しくなります。
少し悪い方に転がれば共倒れになる可能性も十分にあるのです。

こうした面から考えて、介護のために仕事をやめる。
というのは慎重の上にも慎重を重ねて判断をくだす必要があります。

仕事をやめる準備をしよう

ここまでの内容を踏まえて、それでも仕事をやめる。
と決意したのなら、サッサと仕事をやめる準備を始めましょう。

具体的に仕事をやめる前に何から手を付ければ良いかを考えてみます。

仕事をやめてなにをするのか?

いざ仕事をやめたは良いものの、な~んにも考えてなかったのでやる事がない!
そんな状況は絶対に避けなければなりません。

ここまでではなくとも、その場の雰囲気や勢いに流されて仕事をやめてしまうと、こうした問題に直面してしまう可能性があるのです。

こうなると、家でゴロゴロしたり、パチンコばっかり行ったりなど、基本的にロクなことになりません。

さらにこうした無気力な生活はうつ病や引きこもり等の引き金になることも。
中高年の引きこもりでは、こうした転職・離職の失敗が引き金なことも少なくありません。

まず、仕事をやめる前に「仕事をやめた後にどうするか?」を、可能な限り具体的に、明確にする必要があります。

ではどの様にしていけば良いか、順番に書いていきます。

どんな職種・環境が良いか考える

仕事をやめた理由を明確にすると、これは比較的簡単に分かります。
単純に、やめた理由と逆のことを考えれば良いからです。

職種は逆ではないですが、なにかアナタ自身にやってみたい仕事があるのではないでしょうか?

まずは数ある職業の中から、自分がなにをしたいのかを考えましょう。

また、仕事をやめた理由が職場環境や待遇・制度等にあった場合は、これらと逆の条件で探すようにしましょう。

・人付き合いが苦痛=人付き合いの少ない仕事
・給料が安い=給料が高い仕事
・環境が悪い=環境の良い職場

と、当たり前ですがこんな感じです。
ここで大事なのは出来るだけ具体的に条件を考えること。

こうした部分が曖昧になればなるほど指針がブレるので、結局前と同じ様な仕事や職場に身を置いてしまうことになりがちです。

人は心理(脳)の性質上、無意識の内に今までと同じようなことを行ったり、選んだりする傾向があります。

そのため、「今までとは違うんだ」とハッキリ脳に認識させることが非常に重要です。

今の自分のスキルを考える

職種を考えても、今のアナタのスキルや資格ではそもそも不可能だと意味がありません。

給料や職場環境に関しても、な~んにも出来ない人が月給数千万なんて絶対ムリですよね。

ここで、考えるべきことは

1、今の自分のスキルで可能な範囲を探す
2、目的のためにスキルを磨く・習得する

のどちらを選択するか決めるということ。

1であれば簡単です。
転職サイトや知り合いのツテを辿って新しい仕事を探しましょう。

ただ、やめた仕事や職場とそれほど大きく変わるかどうかは微妙です。

2であれば難しい面や努力が必要になります。
ですが、1よりも最終的に得られるものは物質的にも精神的にも数段上になる可能性が高いです。

2の場合はアナタが明確にした目標のハードルの高さで難易度はいかようにも変わりますね。

背伸びして視野をひろげているうち、背が伸びてしまうこともあり得る。
それが人生の面白さである。

とは小説家・随筆家である城山三郎が遺した言葉。
私としてはこちらをおすすめしますが、決めるのはアナタです。

具体的な行動に移ろう

仕事をやめてどうするか。
仕事をやめるために必要なことは何かが見えて来たと思います。

では、ここからそれを具体的に行動に移していきましょう。

情報を仕入れる

まずは情報を仕入れる必要があります。
ハローワークや求人情報誌、知り合いの紹介なども良いですね。

これに加えて、転職の専門家に相談する。
という手もあります。

フリーで高額なクローズ案件を扱っている人も居ますが、そうした人と繋がりがある人は多くないと思います。

基本的には大手の転職サイトを利用するのがベターです。

別に最終的にそこを通さなくても、情報を手に入れるために使えば良いですし、自分に合ったコンサルタントが付けば、そのままそこで転職をしても良いでしょう。

アナタが考えた譲れない条件は絶対に譲歩してはダメですよ。
あくまでも決定権、優先権はアナタにあることを忘れないでくださいね。

スキルを磨く

目標を達成するために必要なスキルや資格があるなら、今の会社に勤めながら勉強を始めてください。

間違っても先に仕事をやめるのはダメですよ。
給料を貰いながらの方が心に余裕を持って取り組めますからね。

うつ病の症状があったり、勉強する時間が一切取れない場合は仕方ないので、失業保険などで凌ぎながら行ってください。

自分を追い込むために仕事をやめてから始める。
ってのも手ですが、どん詰まりになる可能性があるので、個人の責任でお願いします。

どうせやめる会社ですから、適当に仕事はこなして、空いた時間を全力で注ぎましょう。

これからの10年、20年を考えるなら「プログラミング」がスキルとしてはおすすめです。

仕事をやめる。と会社に言い出せない

ここまでで、アナタはちゃんと前向きに今の仕事をやめる準備が整いました。
後は

「やめたるわ!このブラック企業が!!」

と言ってお終いです。

・・・え?会社に仕事をやめると言い出す勇気がない?

最近多いみたいですね、こうした人が。
個人的には全く理解できませんけど。

それだけ繊細なのか、ただ自己保身が強いのか。
どうあれ、こうした仕事をやめると会社に言い出せない人に最適のサービスがあります。

テレビなどでも話題になっている「退職代行サービス」ですね。
あなたの代わりに退職手続きをしてくれます。

詳しくは以下の記事で書いていますので、こちらを読んでから申し込んでみても良いでしょう。

退職代行のおすすめはどこ?選ぶ時のポイントも併せて解説
退職代行サービスってどれがおすすめなの?という疑問にズバッと答えを提示します。 「退職代行サービスを使ってみたいけど、なんか怪しいし怖いな。」と思っているアナタにぜひ読んでいただきたい内容になっていますよ。

まとめ

はい、お疲れ様でした。

ここまでで、アナタは素敵に会社をやめることが出来るようになった、その知識を得ることが出来たはずです。

仕事をやめたいと思ったら

1、やめて良い状況か考える
2、良いなら、なぜやめたいか考える
3、次はどうしたいか考え、目標を明確にする
4、目標達成に必要なものを洗い出す
5、目標達成に必要なものを準備する
6、準備が出来たら仕事をやめる

というステップを踏んでください。

あ、仕事をやめるってのが完全なリタイアの場合はお好きにどうぞ。
まぁ、なんにも仕事をしないでどうやって生きていくのか疑問ですけど。

宝くじを当てるか、霞を食って生きていける仙人にでもなるか。

なんにしろおすすめはしません。
労働ではない仕事は、人生を豊かにする大事な要素です。

それが証拠に定年などで仕事をやめた途端に老化が加速度的に進む人も多いのが現実。

仕事をやめる。という決断は、前向きに進むための選択であって欲しいものです。

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