fxを始めようと思っている人は、このリスクが非常に気になると思います。
なにもfxに限った話でもないですが、あらゆる勝負事でリスクと上手く付き合う事は、勝つために絶対に習得しなければならない技術です。
この記事では
・リスク管理はどうすれば良いの?
・どうすればリスクと上手く付き合えるの?
といったことを中心に、fxのリスクに関して解説していきます。
これを読めばfxのリスクと上手く付き合うことが出来るようになりますから、不必要に恐れることもなくなります。
fxのリスクとは?
単純な話で、fxにおける一番のリスクは「お金が減ること」です。
これ以外は特にリスクはありません。
fxは通貨ペアのどちらが強い通貨になるかを予想するゲームです。
要は二者択一。
予想が当たれば利益が、外れなら損失が生まれるという、単純明快な話ですね。
fxにおいて予想が外れる、いわばリスクを生み出す要因は以下の5つ。
・為替の変動
・金利の変動
・約定するかどうか
・技術的な部分
これらを少し詳しく解説します。
レバレッジの掛け過ぎ
レバレッジが良く分からない人は、先に「fxのレバレッジとは?それは魔法の様に見えるかも」の記事で確認してください。
よく「ハイレバは危険」と聞きます。
そもそもレバレッジ自体が劇薬ですから、使い方を間違えば大変なことになるのは当然。
でも、どこのfx会社もレバレッジを掛けることを強制していません。
あくまでもレバレッジを掛けるか否か、その倍率も全て自己責任で決める事です。
資金管理がちゃんと出来ない人がハイレバで取引すれば一撃で退場の可能性も十分にあります。
じゃ、どうするか。
答えは非常に明確ですよね。
「レバレッジを掛けない、もしくは2~3倍までと決める」
これだけ。
これでリスクではなくなります。
特にfxを始めたばかりの頃はレバレッジは掛けない、もしくは2倍までの運用にした方が良いでしょう。
私は最初から調子こいて5倍掛けた時期があります。
「株の信用取引が3倍までだし、せっかくならやってみるか。」
という安易な気持ちでね。
ところがどっこい、5倍でも結構大きくダメージを負いました。
初心者のクセにそんなことした私が100%悪いのですが、5倍まで掛けると下手な資金量では一撃で退場もあり得ます。
身をもって体験した私は、トレードにおいても3倍まで。
と決めて今に至ります。
今のところ2倍が丁度良い感じで、上手く運用出来ています。
為替・金利の変動
これは個人がどうにか出来る話ではありません。
為替にしても金利にしても、国家間のパワーバランスや様々な要因が絡み合って動くものですからね。
これに関しては対処方法を考えると言うよりは、「そもそもそういうリスクがある」と、しっかり肝に銘じて覚悟しておく。
つまり「心構えをしっかりとして持つ」ことが重要です。
為替レートが動くからトレードで差益を狙える、金利差があるからスワップポイントを狙える。
fxに限らず、最初に書いたように勝負事は常に良いと悪いが表裏一体。
自分が扱っているものは「諸刃の剣」であることを常に意識してください。
良い方ばかりを追いかけて、悪い面を受け入れようとしない人は、勝負事で絶対に勝てる様にはなりません。
約定するかどうか
fxは各通貨ペアをトレードします。
要はアナタが取りたいポジションと逆の人が居るから成立するわけです。
みんなが買いたい側で、売る側の人が居なければ売買が成立しません。
逆もそうです。
この売買が成立することを「約定」と言います。
fxだけでなく、株などの金融商品でも使う言葉なので、覚えておきましょう。
で、約定しない場合もあります。
人気のない通貨や、なにか大きな問題が起こった場合などです。
世界的に通常の経済活動が行われていれば、よっぽど人気のない通貨でなければほぼ約定するので、そこまで心配する必要もありません。
ただ、突発的な要因で需給のバランスが崩れて約定しないことも事実あります。
これを避けるには、可能な限りメジャーな通貨でトレードすること。
それはどこの国の通貨ですか?
という聞いたこともないような通貨に手を出すのは初心者の内は止めた方が無難です。
スリッページも怖いよ
スリッページは「意図しない価格で約定すること」です。
突発的な事案で価格が急変動した場合に起こる可能性があります。
基本的には注文方法をちゃんと理解しておけば防ぐことが可能です。
逆指値で成り行き。
なんてな注文を出していると、スリッページに巻き込まれる可能性は高くなります。
ですから、注文は基本的に「指値」と「逆指値」で行う。
ポジションを取る時は成り行きでも良いですが、ロスカットに関しての逆指値+成り行きはおすすめしません。
技術的な部分
技術というか、物理的な部分です。
・通信機器の故障・不良
・取引システムの不具合
などがあります。
自分の家の通信機器や回線に関しては、ある程度は自分で対処できます。
その他の部分に関しては自分ではどうにもなりません。
対処として考えられるのは
・PC・スマホを複数台持っておく
・fx口座をいくつかに分割して運用する
などがあります。
PCが壊れても、スマホで取引出来れば問題ありません。
逆もまた然り。
fx口座を複数用意し、資産を分割して運用しておけば、1つのfx会社でシステムトラブルが起こっても他で対処が可能。
資産を分割しているので、トラブルによる損失を少なくする効果もあります。
自分にあったfx会社を見つけるためだけでなく、こうしたリスク管理の面から考えても、fx口座は複数の会社で開設しておく方が良いです。
大きな地震や、大規模停電など。
自分の力じゃどうにもならん事は潔く諦めましょう。
これはfxのリスクとかではなく、人生を生きる上でのリスクですから。
まとめ
fxのリスクと上手く付き合うには
・どうにもならないリスクがあると知る
・リスクに対してどう行動するかルールを作る
・ルールは必ず守る
まとめるとこれだけ。
この記事内で紹介したリスクと、それに対する対処法。
これを守るだけでfxにおけるリスクとは上手く付き合うことが可能です。
さらに、こうした勝負事は心理の部分が大きく勝敗に関わります。
なので、どうすれば勝負に勝つ心を作れるかも知っておくと良いですね。